手入れの方法を知る

使用後に手入れをすることも和竿の楽しみの一つです。
和竿を長く楽しむために、使用後のひと手間を楽しみましょう。

釣り場での手入れ
・釣りを終えたら、布で水気や汚れを拭き取りましょう。竿を拭く際は、必ず根本から穂先に向かって一方向に拭きます。これは布が竿に引っかかることを防ぐためです。

自宅での手入れ
自宅に戻ったら竿を直射日光に当たらない風通しの良い場所で2~3日乾燥させます。釣った魚によって穂先に曲がりが出ている場合がありますが、乾燥させることで元の形状に回復しますのでご安心ください(どうしても戻らない場合も職人の火入れで回復します。お気軽にご相談ください)。

竿油塗り
ツバキ油などの植物性油か、竿専用の油を継口内部に塗り込みます。油をさす際は下記の手順で行ってください。
①差し込む側の竿の差し込み部分に軽く油を塗る
②竿を継ぎ口に差し込む
③竿を回しながら抜き差しして、継ぎ口内部に油を染み渡らせる
※油塗りの頻度について
油はシーズンに1~2回の塗布で十分です。必要以上に塗ると竿が重くなるだけでなく、職人による火入れメンテナンスが難しくなる場合があります。

定期的な職人メンテナンスをおすすめします。
そのほか、可能な場合は定期的な職人メンテナンスをおすすめします。
火入れや再塗装などにより、ほとんどの場合は完全に近い状態に修理することが可能です。
メンテナンスの必要性については写真での診断も可能ですので、お気軽にご相談ください。