竿孝作 - SAOKOSAKU

本名:

栗原孝

 

経歴:

埼玉県鳩ヶ谷市辻に生まれる。15歳で川口市上青木3丁目にあった竿屋・増田へ丁稚奉公に出る。軍役による2年間の空白をはさみ正味5年間ので和竿作りの修行を終え、23歳で独立。

 

エピソード:

川の小継竿を得意とし、きらびやかなタナゴ竿や、庶民向けのマブナ竿を作っていた。昭和35年から枠なしの『孝』『竿孝』の2本の焼印をつくるが、4〜5年後には使わなくなる。また昭和37年頃からは、枠付きの『孝作』を愛用し、同じく枠付きの『竿孝作』ををつくるが『竿孝作』のほうは自体が気に入らずほとんど押さずじまいであったとか。渋谷サンスイや上野のツネミ、御徒町の大森忠商店といった釣具店と鳥筆記があり、これらの卸先には専用の焼印も用意していた。