竿俊作 - SAOTOSHISAKU
本名:
田中宣俊
経歴:
昭和5年、東京都府中市宮町に生まれる。祖父は川魚取り、父は鉄砲撃ちという農家兼業の多摩川漁師の子とおして育つ。昭和20年、終戦とともに埼玉県川口市にて布袋竹を専門としていたた大店、竿利(野口利夫)に入門。12年後、独立と同時に生まれ故郷に戻り、工房兼釣具店を開く。昭和45年頃に釣具店を閉め、その後は和竿作りに専念し、平成15年には茨城県稲敷郡阿見町南平台に移転する。江戸和竿
エピソード:
アユ釣りを好んでいたことから、一時期は和竿師としての全精力をアユ竿にささげていた。日本一のアユ漁師と語り継がれる狩野川漁師との交流が深かった。年間100本も渓流用の毛ばり竿は、日本渓魚会御用達として全国の会員たちに愛され、「府中のテンカラ」と呼ばれた時代もあった。