














【受注生産】渓流ルアー和竿"Inheritor(受け継ぐ者)"
WAZAO-IPPON<バンブー・ルアーロッド ― 伝統と革新の融合>
渓流に溶け込む Inheritor(受け継ぐ者)。日本産の素材を用い、職人が一本ずつ手作業で仕立てた竹竿です。水辺から上がった渓魚とともに映える存在感。時を超えて受け継がれてきた職人技と、ルアーフィッシングの実用性能を高次元で統合した、新しいラグジュアリーのかたちです。
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<世界初:渓流ルアー専用の和竿(Wazao)>
企画構想5年ののち、入念なフィールドテストを重ねた結晶。Inheritorは、渓流ルアー専用に設計された世界唯一の竹竿として高く評価されています。日本の伝統的な和竿技法と、現代の釣りの要請を革新的に融合。各竿は完全受注・少量制作で、熟練職人が約2〜3か月をかけて一本ずつ仕上げます。そこに宿るのは、技術・芸術・思想が交差する新しい価値。量産のグラファイト/グラスが主流の時代にあって、Inheritorは釣りの本質を再発見させてくれる“触媒”として際立ちます。
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<限定性とモデル>
年間制作本数を絞り、稀少性と手仕事の価値を守ります。スタイルに合わせてベイトとスピニングの2モデルを用意。
• ベイト:3ピースの竹ブランク+特注真鍮フェルール。お手持ちのグリップ/リールシートと好相性。
• スピニング:一体型コルクグリップ。
• 共通仕様:4ft/5ft(3ピース、ULアクション)。タイトな渓に最適。
推奨ルアーは約1〜3g(実測テストは〜約7g)。対象は〜約30cmクラスのトラウト。繊細な設定ながら、実釣で60cm級を掛けた実績が示すとおり、驚くべき強靭さを備えます。シャープなキャストフィールと繊細な竹の曲がりを両立し、軽量ミノー/スプーンを正確に運びつつ、思わぬ大型にも余裕をもって対峙できます。“古き良き魂を宿したモダンタックル”がここに。
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<価格(素材別・税込)>
• 布袋竹(ほていちく):330,000円
• 矢竹(やだけ):330,000円
素材の希少性と仕上げの高度さに見合うプレミアム。材料・工数のみならず、工芸品としての持続的価値を反映した価格です。多くのオーナーにとってInheritorは「使える美術品」=一生ものであり、単なる釣具ではありません。
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<職人の仕事 ― 美術工芸と同列の完成度>
漆で仕上げた竹肌、真鍮フェルール、クラシックなグリップ。Inheritorは厳選された国産竹・絹糸・本漆のみで丹念に仕上げ、伝統工芸品と同等の艶と質感に到達します。
素材選びは、職人が日本の山に分け入り、生竹を一本ずつ見立てることから。厚み・弾性、そして“竹の気”を見極め、適材のみを採用。選び抜いた竹は長期自然乾燥で内部まで安定させます。
準備が整えば火入れ(矯め)で真っ直ぐに調律し、必要に応じて穂先の貼り合わせで理想テーパーを成形。真鍮フェルールは手仕立てで合わせ、仕上げは本漆の多層塗りと磨き。高級漆器と同じ伝統の塗りが深い艶と自然の防水性をもたらし、強度と美を高めます。
竹は生きた素材。節目や木目、わずかな曲がりは一本ごとに異なり、同じ表情の竿は二つとない――まさに「世界に一本」。
この水準を等しく再現できる作り手は世界でも稀。流れ作業ではなく、全工程に“手”が宿る真の和竿仕事。触れた瞬間の漆のなめらかさ、巻糸の精緻、節の景色、手元の重心――量産カーボンにはない体験がここにあります。
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<伝統 × 現場性能>
伝統工芸でありながら、Inheritorは徹底して現場仕様。北海道の本格河川を含む実地検証で、軽量ルアーに必要なキレと竹の“しなり”の最適解を追求。1〜3gのミノー/スプーンを短距離で正確に運び、ティップは繊細な誘いに追従。胴〜バットは突進を包み込み、掛けると弧が美しい。
竹本来の柔軟性と粘りは、ハイテク素材にはない利点。深く曲がって折れにくい復元力、ショックをいなすテンポ、アタリや首振りを“生々しく”伝える感性。パラボリックな追従がフックアウトを抑え、ライトラインでも安心です。適切に扱えば世代を超えて使える耐久性を備え、一点荷重(穂先のみを強く折り曲げる等)を避けるなど、良き道具への常識的配慮だけで十分。
金具も古今の橋渡し。ベイトの真鍮フェルールは使い込むほど経年の艶(パティナ)を帯び、スピニングのコルクグリップは軽快でクラシカル。小径ガイドを配し、現行ライン&リールとシームレスにマッチ。“今の道具としての実用”と“時代を超える情緒”が同居します。
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“釣れなくてもいい”という贅沢
Inheritorの本質は、スペックを超えた体験にあります。目指すのは効率や歩留まりではなく、過程を愉しむ釣り。
「なんなら釣れなくてもいい」――その合言葉は、結果よりも投げ・待ち・掛ける一瞬一瞬を濃密にします。漆の艶に射す木漏れ日、キャストで空気を切る竹の音、ラインの微かな震え……釣行が詩になる。高速化・省力化が極まった現代タックルでは得難い、自然との対話が戻ってきます。
それは、クラシックカーや機械式時計を愛でる感性に近い。“速さ”ではなく“フィール”。使い手をほんの少し“主導権過多”から解き放ち、得られた一尾の価値を高める“意図された不便”が、釣りを原点に連れ戻します。
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<自然素材とサステナビリティ>
石油由来の合成素材が主流の時代に、Inheritorは再生可能な天然素材でほぼ全てが構成されます。主材は竹、仕上げは本漆、金具は最小限。竹は地球上で最も成長が早い植物の一つで、カーボン/グラスの製造に比べ環境負荷が小さい。織りや高温硬化に大きなエネルギーを要する工程、有機溶剤に頼る塗装から距離を置き、手仕事で自然素材を形にするアプローチです。
終わり(が来るとしても)も自然に還るのが竹竿。折れたカーボンが埋立てに向かうのとは対照的。本漆は樹液由来の天然高分子で、古来の器物と同じ“人と自然の循環”に連なる素材。エコとラグジュアリーの両立を、Inheritorは目に見える質感として提示します。
さらに、こうした道具を選ぶことは、途絶えかねない手仕事の系譜を支える行為でもあります。道具を介して使い手と作り手がつながる共同体――かつて日本に息づいた文化そのもの。あなたが迎える一本は、文化的な持続可能性まで帯びています。
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<所有する歓び ― サポート、コミュニティ、継承>
購入は関係の始まりです。3年間の無料・無制限メンテナンス(オフシーズン点検、必要に応じた火入れ直し・漆の磨き、万一の破損にも対応)で、使う不安を取り除く体制を整備。量産竿では稀なサポートは、Inheritorを“生涯の相棒”にするための約束です。
ブランドはカルチャー誌への掲載や、所有者向けオンライン講座/Q&A、実地ミートアップ構想など、同好の輪を大切にしています。単なる所有を超え、物語に参加する感覚が得られるのも魅力。
よく仕立てられた竹竿は「使える美術品」。飾ってなお映え、手にすれば“山の気配”を伴って心に触れる。家族に受け継がれる一本となるに足る品格を、Inheritorは備えています。名のとおり、あなたは伝統の「受け継ぎ手」となるのです。
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<釣りを、より深く豊かに>
Inheritorは、道具以上――芸術・文化・サステナビリティ・実用が調和した一本。小渓で美しく釣れ、一投ごとに物語を紡ぐ。“作っては捨てる”カルチャーへの静かな異議として、“釣りのための釣り”を取り戻してくれます。
「技・芸・思想の結晶」を携え、渓に立つ歓びを。竹が生き生きと躍動し、掛けた魚が完璧な弧を描く瞬間、これが文学的な釣りだと言われる理由がわかるはず。
伝統とともに投げ、物語の一員に。世界唯一の渓流ルアー和竿 Inheritor が、あなたの手で次章を迎えるのを待っています。
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<素材ラインナップと価格(2択)>
布袋竹(ほていちく)仕様
• 特徴/フィール:肉厚で粘りと復元力に優れ、掛けてからの弧が品よく深い。キャストは落ち着いたテンポで、ルアーの重みをしっとり乗せて飛ばすタイプ。
• 美観:節目が力強く、漆の艶が最も映える。一本ごとの表情が豊か。
• おすすめの使い手:所有価値まで重視する方、魚浮かせて釣り上げる感覚を味わいたい方。
• 価格:税込 330,000円(税抜 300,000円)
• ※選別難度が高いため、制作本数はごく少量/素材状況で納期が前後する場合があります。
矢竹(やだけ)仕様
• 特徴/フィール:軽快で反発力(キレ)があり、トゥイッチやダートの操作性が高い。軽量ミノーやスプーンの細かな入力に素直。
• 美観:細身で端正。軽さが手元に残る取り回しの良さ。
• おすすめの使い手:初めての竹竿にも、テンポよく打っていく渓歩きにも。
• 価格:税込 333,000円(税抜 330,000円)
• ※総合バランスに優れ、日常の渓流域で万能に使いやすい一本。
共通仕様:4ft/5ft(3pc/UL)、推奨1〜3g(社内テスト〜約7g)、想定〜約30cm級(良型実績あり)。
※天然素材のため重量・色味・節の表情に個体差があります。一本ごとの違いを「個性」としてお楽しみください。
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<選び方のヒント(3ステップ)>
1. 釣りのテンポ
操作して攻める→矢竹
掛けてからの“曲がり”を堪能→布袋竹
2. 重視する価値
所有感・唯一性→布袋竹
機動力・扱いやすさ→矢竹
3. フィールド
小場所の打ち直し・テンポ重視→矢竹
良型のいなし、浮かせて釣り上げる、ゆとりをあえて楽しむやり取り→布袋竹